モスコバイト(muscovite)
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この石の名前は、ウラルからモスクワ経由でヨーロッパへ輸出された事に由来しています。和名が“白雲母”という事で、当然白っぽい色の物を指すのですが、流通しているモスコバイト(ビーズに加工されたもの等)のほとんどは、マンガンを含んで赤やピンク色になったもの(正しくは“マンガン白雲母”)です。 “レピドライト(リチア雲母)”によく似ていて、同じ産地に双方が産出することがあるため、非常に混同しやすいです。 昔から石は治療に使われてきましたが、この石も“石薬”として使用されていました。 |
奈良の正倉院の“御物(日本の皇室の私有品)”の中には薬に関する記述もあるのですが、石薬に関する記述はその中の実に3分の1にも及び、その宝物の中にはこの石を原料とした“雲母粉(うんもふん)”というものがあります。 モスコバイトは、稀に“ストロベリークォーツ”として非常に高値で販売されていることがあります。ご注意ください。 |
モスコバイト(muscovite)
この石の浄化方法
【浄化方法】 | ||||
流水 | クラスター | セージ | 日光 | 月光 |
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モスコバイト (muscovite) 和名:白雲母、マンガン白雲母 成分:KAl2(AlSi3O10)(OH,F)2 晶系:単斜晶系 硬度:2.5~4 比重:2.90 産地:スイス、ロシア、オーストリア、チェコ等 処理:被膜処理?(処理は、加工の際に一般的に行われる可能性があるものです。) 【玉数、使用ゴム、備考】 |