トルマリン(tourmaline)
この石をもっと詳しく知りたい
|
この石は静電気を生じ、結晶の両側それぞれが+と-に帯電します。この性質に最初に気づいたのはアムステルダムの宝石商人で、セイロンから輸入した黄色いジルコンの包みの中に混じっていたこの石が、埃を引き付けているのを見て、その事から宝石商人達が刻みタバコの灰を吸い取るのに使い、“アッシェントレッカー(灰を吸い付けるもの)”と呼びました。 しかし宝石名としてはセイロンに習って“トルマリ”と呼んだのがこの石の語源です。1700年初頭頃のお話です。トルマリンは、複雑な化学組成をもち多くの種類に別れ、現在およそ10種類(苦土電気石など)ほどあります。 |
色により固有の宝石名もあるのですが、紛らわしいためGIA(世界的な宝石学教育機関)では推奨していません。一例を挙げると、緑(バーデライト)、赤(ルベライト)、青(インディゴライト)、黒(ショール)などと呼ばれます。 ブラジルのパライバ州では、鮮やかな色のものが発見(今は絶産)され“パライバ・トルマリン”と呼ばれています。 下手すればダイアモンドより高い!ヒィー(((゚Д゚;)))ガタガタとのこと。ところが、ナイジェリアでも発見されたため、パライバの名前の使い方に疑問が出ているようです。因みにナイジェリア産は加熱処理品が多いようです。 |
トルマリン(tourmaline)
この石の浄化方法
【浄化方法】 | ||||
流水 | クラスター | セージ | 日光 | 月光 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
トルマリン(tourmaline) 和名:電気石 成分:XY9B3Si6O27(X=Ca,K,Mn Y=Mg,Fe,Al,Cr,Mn,Ti,Li) 晶系:六方(三方)晶系 硬度:7~7.5 比重:3.03~3.31 産地:ブラジル、タンザニア、アメリカ、ケニア、ジンバブエ等 処理:加熱処理、照射処理、含浸処理、着色処理(処理は、加工の際に一般的に行われる可能性があるものです。) 【玉数、使用ゴム、備考】 |