スモーキークォーツ(smoky quartz)
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スモーキークォーツは、かつてケアンゴーム山脈に大量に産出して、スコットランドの民族衣装の飾りとして伝統的に使われました。ですが、現在はほぼ絶産状態で、海外からの水晶を使って照射処理したものが使われています。 スモーキークォーツは、微量のアルミニウムを含む水晶が、自然の放射線を受けて茶黒色に見えるようになったもので、熱が加わることで、脱色し無色に戻ったり、黄色く変色して“シトリン”となります。 より黒くなり光を通さなくなると“モーリオン(黒水晶)”と呼ばれます。 |
かつては天然の黒すぎるクォーツ(モーリオン)を使い加熱処理して明るくしていましたが、現在では人為的に照射したものを加熱処理をして明るさを調節しています。 “ケアンゴーム”という別名もありますが、本来はスコットランド名でイギリスの産地のケアンゴーム山脈に因みます。 現在の市場にある多くのものは、無色の水晶に放射線を照射して着色したものがほとんどで、原材が無色の水晶の場合、天然の石と同じ着色原因なので価値には差がありません(エンハンスメント)。 |
スモーキークォーツ(smoky quartz)
この石の浄化方法
【浄化方法】 | ||||
流水 | クラスター | セージ | 日光 | 月光 |
○ | ○ | ○ | × | ○ |
スモーキークォーツ (smoky quartz) 和名:煙水晶、茶水晶 成分:SiO2 晶系:六方(三方)晶系 硬度:7 比重:2.65 産地:ブラジル、イギリス、アメリカ、スイス、ドイツ等 処理:照射処理、クラックルド処理(処理は、加工の際に一般的に行われる可能性があるものです。) 【玉数、使用ゴム、備考】 |